相続手続きはどのような流れで行うのか

相続手続きは、あなたが相続人となっているような家族や親族の方の死亡時に、どうしても考えなければならないことですので、決して相続手続きについて知っておいて損はありません。しかし、ほとんどの人にとって相続手続きというのは身近なものではないので、相続手続きがどのような流れで行われるのか、知りません。それ故に、いざ相続となると、様々なトラブルが多発しており、最悪の場合、親族同士で裁判なんてこともあります。ですので、スムーズに相続を行うにはどのようにすればよいのか、そのやり方を知っておくことは決して損ではありませんので、覚えておきましょう。

相続はどのように開始されるのか

相続は、突然やってくるもので、被相続人となる方が亡くなった日から開始されます。案外、ゆっくりと相続の手続きができると思っている方は多いものですが、様々に相続に必要な手続きというものがあって、もたもたしていると、その期間が終わっているということもありえますので、注意してくださいね。

遺言書はあるかどうかの確認

被相続人の死亡が確認されると、まずすべきことは、遺言書があるかどうかの確認です。なぜなら、これがあるかないかで、その後の相続がまるで変わってきてしまうからです。ですので、遺言書の有る無しは必ず確認しましょう。ここでは、遺言書が有る場合の流れをご紹介します。

遺言書の検認

基本的に、相続は遺言書に従わなければならないとされています。そこで、遺言書が確認できた後に必要なことというのは、遺言書の検認になります。相続人にあたる人に遺言書がありますよ、ということを知らせた後、家庭裁判所にて遺言書は確かに遺言書であるという確認をしてもらうために、検認となります。この時、遺言書がきちんと指定の通りに定められたことが守られていないと、遺言書としての効力を発揮しないことがあります。遺言書は、検認して遺言に効力があると認められた場合しか、効力を発揮し得ないので注意してください。

検認が終わると、あとは遺産を相続人に遺言書の通りに分割して、相続は終わりとなります。

相続は、きちんと手順さえ押さえておけば、それほど難しいものではありません。手順をきちんと踏まえておくことで、知らない故のトラブルも未然に防げるので、必ず覚えておきましょう。